本ページはプロモーションが含まれています
会社員が副業の時間を作って平日に続ける方法|小さく毎日が続くコツ
副業を始めたい、あるいは始めたけれど、「時間がない」「平日は疲れて続かない」——会社員の副業で、いちばんの壁が時間です。本業があるうえで、家事や休息もあるなかで、どうやって副業の時間を作ればいいのか。
結論から言うと、副業の時間は「気合でひねり出す」ものではなく、作って・決めて・小さく続けるものです。時間が空くのを待っていては、いつまでも始まりません。
この記事では、平日のどこに時間を作るかを生活パターン別に整理し、固定して続けるところまでを順に紹介します。なお、副業を始める前に、勤務先の就業規則で副業が認められているかを必ず確認してください。
まず、今の時間の使い方を可視化する
時間を作るには、まず今、何に時間を使っているかを知る必要があります。「時間がない」と感じていても、書き出してみると意外な余白が見つかります。
平日の1日を、ざっくりと書き出してみましょう。起床、通勤、仕事、食事、入浴、そして「なんとなく過ごしている時間」。3日ぶんも書けば十分で、正確さより自分では意識していない時間が見えることが目的です。
特に、スマホやテレビを見ている時間、待ち時間、通勤時間は、副業に回せる候補になります。書き出すときは、理想ではなく実際に使った時間を書いてください。理想を書くと、そこから減らせる余白が出てきません。
時間を「作る」
余白が見つかったら、そこから副業の時間を作ります。作り方は、大きく3つです。
- やめる・減らす:惰性で続けている習慣を見直します。ただし、全部やめる必要はありません。「SNSを見る時間を半分だけ副業に置き換える」でも、積もれば大きな時間になります。
- スキマを使う:通勤中や昼休みのスキマ時間は、細切れでも使えます。昼休みに15分だけ調べ物をする、通勤中に構成を考える、といった使い方です。
- 朝の時間を使う:仕事終わりの夜は疲れていて、頭も回りにくくなります。少し早く起きて、朝のクリアな頭で取り組むと、同じ時間でも進みが違います。
一気に何時間も作ろうとせず、まずは1日30分から。1日30分でも、平日だけ続ければ月に10時間以上になります。
【生活パターン別】平日のどこに30分を置くか
「朝がおすすめ」で終わる記事は多いのですが、置ける場所は生活のパターンで変わります。自分に近いところを読んでください。
残業が多い・帰宅時刻が読めない → 置くのは朝か昼休みです。夜に置くと、残業のたびに枠が消えて習慣が切れます。朝を早めるのが難しければ、昼休みの後半15分を固定枠にするほうが安定します。
通勤時間が長い(片道40分以上) → 置くのは通勤時間そのものです。ただし、通勤中にできるのは「読む・考える・音声で学ぶ」までで、手を動かす作業は帰宅後に回します。通勤で仕込み、家で仕上げるという二段構えにすると、家での時間が短くて済みます。
在宅勤務が中心 → 置くのは終業直後の30分です。通勤という区切りがないぶん、終業後に一度外へ出るか、席を立って着替えるなど、切り替えの合図を挟んでから始めます。境目がないまま流れると、本業の延長で疲れだけが増えます。切り替え方は在宅勤務で仕事と私生活を切り替える方法にまとめています。
家族の予定に左右される → 置くのは家族が起きる前か寝た後の、どちらか片方だけです。両方に置くと必ず崩れます。加えて、曜日を絞る(平日3日だけ、など)と、家庭側の予定と衝突しにくくなります。
交替制・シフト勤務 → 時刻での固定は機能しません。「勤務が終わって○時間後」のように、勤務からの相対時刻で決めるか、勤務パターンごとに置き場所を2つ用意します。カレンダーに時刻を書くのではなく、シフトの型ごとにルールを書いておくのがコツです。
朝に寄せるなら、削るのは夜であって睡眠ではない
朝の時間を使う方法には、大きな落とし穴があります。起床を早めるだけで、就寝時刻をそのままにしてしまうことです。
厚生労働省の働く人向けポータル「こころの耳」では、6時間以上を目安に十分な睡眠時間を確保することがすすめられており、睡眠時間が短いほど単純作業のミスが増えるという研究結果が紹介されています。しかも、本人が眠くないと感じていてもミスは生じるとされています。
つまり、睡眠を削って作った朝の30分は、本業の側で見えないコストを生みます。朝に寄せるなら、先に就寝時刻を早め、その後で起床を早める。順番を逆にしないでください。夜に削る対象は、睡眠ではなく、可視化で見つけた「なんとなくの時間」です。
時間を「決めて固定する」
時間を作れても、「空いたらやる」では続きません。あらかじめ時間を決めて、予定に固定するのがコツです。
「朝7時から30分は副業」というように、時間を先に決めてしまいます。予定表に書き込み、その時間は他のことを入れない、と決めます。決まった時間に決まったことをするようになると、だんだん習慣になり、「やる気」に頼らなくても手が動くようになります。
始める前の合図(コーヒーを淹れる、机に向かう)を決めておくと、スイッチが入りやすくなります。合図は毎回同じであることが大事で、内容は何でもかまいません。
平日に続けるコツは「小さく毎日」
平日に副業を続ける最大のコツは、「毎日大きく」ではなく「小さく毎日」です。
やる気があるときに何時間もやって、疲れて数日休む——これを繰り返すと、なかなか前に進みません。会社員の副業は短距離走ではなく、持久戦です。全力で走れば、すぐに息切れします。
目安として、1日30分〜1時間を、週に何日か。無理のないペースで積み重ねるほうが、結果的に遠くまで行けます。小さくても毎日触れていると、感覚を忘れず、再開のハードルも下がります。
続かなくなる3つの型と直し方
「続かない」にも型があります。自分の崩れ方に近いものから直してください。
型1:枠が大きすぎる。 平日に2時間を確保しようとして、確保できない日が続き、そのまま止まる。直し方は単純で、枠を半分にすることです。守れない大きな枠より、守れる小さな枠のほうが結果的に総量が増えます。
型2:再開のコストが高い。 数日空けると「どこまでやったか」を思い出すところから始まり、それが面倒でさらに空く。直し方は、終わるときに次の一手を1行書いて閉じること。再開時に考えることをゼロにしておくと、30分の枠がまるごと作業に使えます。
型3:成果が見えない。 続けているのに変化が分からず、意味を疑い始める。直し方は、成果ではなく実行を記録することです。何分やったか、何を進めたかを日付だけでも残す。積み上がった記録そのものが、続ける理由になります。記録の付け方は在宅勤務の作業時間を記録する方法にまとめています。
無理しない仕組みをつくる
続けるには、できない日があっても崩れない仕組みが必要です。
- 疲れた日の最低ラインを決める:「今日はファイルを開くだけ」「1行だけ書く」でもOK、としておきます。ゼロにしないことが、習慣を切らさないコツです。
- できない日を責めない:残業や体調で休む日もあります。「また明日から」と切り替えれば十分です。
- 週単位で見る:日単位で守れたかを見ると、崩れた日が目立ちます。週で合計を見るほうが、続きやすくなります。
完璧を目指すより、「細く長く」を目指すほうが、副業は続きます。
制度の前提:労働時間の通算と、自分で管理するということ
時間の作り方には、気力とは別に外側からの前提があります。
厚生労働省の「副業・兼業と労働条件」では、労働基準法第38条により労働時間は事業場を異にする場合においても通算されることが説明されています。また、副業・兼業を行う労働者について、過労で健康を害したり業務に支障を来したりしないよう、労働者自身が業務の量や進捗状況、それに費やす時間や健康状態を管理する必要があるとされています。
さらに、厚生労働省は平成30年1月にモデル就業規則を改定し、遵守事項にあった「許可なく他の会社等の業務に従事しないこと。」を削除して副業・兼業の規定を新設しています。ただし雛形はあくまで雛形で、自分の会社がどう定めているかは自分の会社の就業規則にしか書いていません。届出制・許可制であれば、手続きを済ませてから始めてください。
雇用契約を伴う副業かどうかで通算の扱いは変わります。具体的な適用は勤務先や公的な相談窓口で確認してください。
筆者の判断基準
時間の作り方で迷ったとき、筆者は次の順で決めています。
第一に、睡眠を固定してから枠を探す。 睡眠を変数にすると、短期的にはいくらでも時間が作れてしまい、本業側で払うことになります。まず寝る時間を決め、残りで組みます。
第二に、崩れにくい場所を選ぶ。 集中しやすい時間帯より、予定に邪魔されにくい時間帯を優先します。質の高い1時間より、確実に取れる30分のほうが、月では勝ちます。
第三に、続かないときは意志ではなく設計を疑う。 枠の大きさ、再開のコスト、記録の有無。この3つを点検すれば、たいていどこかが引っかかっています。
よくある質問
平日はどうしても時間が取れません。休日だけでもいいですか?
休日だけでも進みます。ただし、間が空くぶん再開のコストが上がるので、平日は5分でいいので触れる日を作ると立ち上がりが軽くなります。ファイルを開いて次の一手を確認するだけでも効果があります。
朝型と夜型、どちらがいいですか?
作業の種類で分けるのが現実的です。頭を使う作業は朝、手を動かすだけの作業は夜、といった割り当てが向いています。詳しくは副業の作業を朝と夜どちらにするかで整理しています。自分の生活パターンで確実に取れるほうを優先してかまいません。
残業が多く、決めた時間を守れません
守れない枠は、枠のほうが悪いと考えてください。夜の枠を朝か昼休みへ移す、平日3日だけにする、といった調整をします。残業が慢性的で睡眠まで削られている場合は、副業の設計より先に、働き方そのものを勤務先へ相談してください。
まとめ:可視化→作る→固定→続ける
会社員が副業の時間を作って平日に続ける手順は、次のとおりです。
- 可視化する:平日3日ぶん、実際の時間の使い方を書き出す
- 作る:やめる・置き換え・スキマ・朝の時間(睡眠は削らない)
- 生活パターンで置き場所を選ぶ:残業が多い=朝か昼/通勤が長い=仕込みと仕上げの二段/在宅=終業直後/家族の予定=片方だけ+曜日を絞る/シフト=相対時刻で決める
- 固定する:時間を先に決めて予定に入れ、始める合図を決める
- 小さく毎日続ける:崩れたら枠・再開コスト・記録の3つを点検する
まずは、今日の時間の使い方を書き出して、30分の副業枠を1つ決めてみてください。小さく始めて、続く形を作ることが、副業を前に進めるいちばんの近道です。
参照した公式情報(取得日)
- 厚生労働省「こころの耳」良質な「睡眠」をとる(寝る)(6時間以上を目安とした睡眠時間の確保、睡眠時間が短いほど単純作業のミスが増える) https://kokoro.mhlw.go.jp/lifestyles/lf02/ (2026-08-30 取得)
- 厚生労働省「確かめよう労働条件」副業・兼業と労働条件(労働基準法第38条の労働時間通算、労働者自身による業務量・時間・健康状態の管理) https://www.check-roudou.mhlw.go.jp/study/roudousya_fukugyoutokengyou.html (2026-08-30 取得)
- 厚生労働省「副業・兼業」(モデル就業規則の平成30年1月改定、副業・兼業の促進に関するガイドライン) https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000192188.html (2026-08-30 取得)


コメント