賃貸で壁を傷つけずに在宅ワーク環境を作る方法|穴を開けずに縦へ伸ばす

賃貸で壁を傷つけずに在宅ワーク環境を作る方法|穴を開けずに縦へ伸ばす 在宅ワーク術

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賃貸で壁を傷つけずに在宅ワーク環境を作る方法|穴を開けずに縦へ伸ばす

賃貸で在宅ワークのスペースを整えたいけれど、壁に棚を打ちつけたり、フックのネジを回したりするのはためらう。退去のときに原状回復を求められて、修繕費を取られたら困る。そう考えて、収納や配線を後回しにしている人は少なくありません。

けれど、賃貸でも作業環境はきちんと作れます。ポイントは「退去のときに元へ戻せる形にしておく」ことだけです。壁に穴を開けず、床を守り、配線を壁に固定しない。この3つを守れば、机まわりの収納も配線もすっきりと整えられます。この記事では、原状回復を前提にした環境づくりを、縦の空間の使い方を中心に整理します。

賃貸で最初に決めるのは「元に戻せるか」

道具を選ぶ前に、判断の軸をひとつ持っておくと迷いません。それは「退去のときに、この状態を元へ戻せるか」という問いです。

一般的な賃貸借契約では、借りた人の不注意や故意でつけた傷は原状回復の対象になります。壁にネジやくぎで開けた穴は、その代表です。一方で、床に敷いたマットや、突っ張りで固定しただけの棚は、外せば跡が残りにくく、元の状態に戻せます。

つまり「壁や床に手を加える道具」ではなく、「置くだけ・突っ張るだけで、外せば戻せる道具」を選ぶ、というのが賃貸での基本方針です。この軸で見ていくと、選ぶものが自然と絞られていきます。持ち家との一番の違いは、ここにあります。持ち家なら壁に棚を打ちつけるのが手っ取り早い場面でも、賃貸では「戻せること」を優先するぶん、道具の選び方が変わるのです。逆に言えば、この基準さえ押さえておけば、退去のときに費用や手間で悩む可能性を最初から減らせます。

壁に穴を開けずに縦の空間を使う

賃貸の作業スペースで足りなくなりがちなのが、物を置く面積です。ここで壁に棚を打ちつけたくなりますが、そのかわりに使えるのが、床と天井のあいだで突っ張って立てる「突っ張りラック」です。

突っ張りラックは、上下方向のテンションで自立するため、壁にネジや穴を必要としません。使わなくなったら緩めて外すだけで、壁にも天井にも跡が残りにくいのが利点です。しかも、これまで使えていなかった机の上の空間、つまり縦方向を収納や作業面に変えられます。

これは突っ張りのテンションで天井まで固定するタイプのラックで、木製シェルフを組み合わせてデスクや作業台としても使えるように作られています。壁に穴を開けずに、机まわりの縦の空間をまるごと使えるのが特徴です。突っ張りで天井にしっかり固定するため、地震のときの転倒対策にも配慮した設計になっています。賃貸で「棚を増やしたいけれど壁は触れない」という場面の、ひとつの答えになります。

突っ張り式を選ぶときは、天井の高さと、突っ張りが対応する高さの範囲が合っているかを、購入前に必ず確かめてください。天井が想定より高いと、うまく突っ張れないことがあります。

薄く置いて、壁沿いに収納を足す

天井までのラックは存在感があるので、もっと控えめに収納だけを足したい場合は、奥行きの薄い突っ張りシェルフが向いています。壁に沿わせて置けば、通路や机まわりを圧迫しにくくなります。

こちらは突っ張り式のスリムなウォールラックで、奥行は約24cmと薄く、壁沿いに置いても前へ張り出しにくい形です。高さは約193〜273.5cmの範囲で無段階に調整でき、部屋の天井高に合わせて突っ張れます。棚板は5段で、各棚板の耐荷重は約8kgとされているので、書類や小物、軽い本などを分けて置くのに向きます。これも壁に穴を開けずに設置できるため、退去のときは緩めて外せば跡が残りにくい作りです。

薄型のシェルフは、机の横や背面のデッドスペースにすっと収まります。作業に使う物を手の届く縦の位置に並べておくと、机の上に物を積み上げずに済み、作業面を広く保てます。設置するときは、突っ張り面が天井や床にきちんと当たっているかを確認し、重い物ほど下段に置くと安定します。

軽い物は「穴を開けない固定具」で留める

棚ほど大きな物ではなく、ケーブルや小物、ヘッドセットなどを壁ぎわに引っかけたいこともあります。ここでうっかりネジ式のフックを使うと、小さくても穴が残ってしまいます。賃貸では、壁に穴を開けずに留められる固定具を選ぶと安心です。

代表的なのが、貼ってはがせるタイプの粘着フックや、細い針で留めるピンレス・ピンタイプのフックです。貼ってはがせるフックは、退去のときにゆっくりはがせば跡が残りにくいものが多く、耐荷重の範囲内で軽い物を引っかけるのに向きます。ただし、種類によっては塗装やクロスの相性で跡が残ることもあるので、目立たない場所で一度試してから使うと安全です。

もう少し大きな物を柱状に支えたいなら、2×4材と専用アジャスターを組み合わせて床と天井で突っ張る「ディアウォール」のような方法もあります。これも壁に穴を開けずに柱を立てられるため、そこにフックや棚を足していけます。いずれの方法でも、「はがせる・外せる・戻せる」かどうかを基準に選ぶ考え方は同じです。壁そのものに手を加えないことが、原状回復への一番の近道になります。

床を守る:キャスターとマットの傷対策

壁と並んで気をつけたいのが床です。とくにフローリングの賃貸では、椅子のキャスターが転がるうちに、細かな傷や跡がついていきます。これも原状回復で指摘されやすい箇所です。

対策はシンプルで、椅子の下に一枚マットを敷くことです。キャスターの荷重と摩擦を受け止めて、床への傷を防いでくれます。突っ張りラックのような背の高い家具を置く場合も、脚のあたる部分に薄いマットやフェルトをかませておくと、家具の重みで床がへこむのを防ぎやすくなります。どんな素材や厚みを選べばよいかは、チェアマットはフローリングに必要?選び方までで詳しくまとめているので、あわせて読んでみてください。床を守るという点でも、敷くだけで外せるマットは賃貸と相性のよい道具です。原状回復では、目に見える傷だけでなく、へこみや変色も指摘されることがあるため、床に触れる面はあらかじめ守っておくと安心です。

配線は壁に固定せず、退去時に戻せる形にする

在宅ワークの机まわりは、電源やモニターのケーブルで散らかりがちです。ここで、ケーブルを留めるために壁へ粘着フックやクリップを貼りつけると、はがしたときに塗装やクロスを傷めることがあります。

賃貸では、配線も「壁に固定しない」で片づけるのが安全です。ケーブルは机の脚や天板の裏側にまとめる、トレーやボックスに通す、といった方法なら、壁に触れずに整えられ、退去のときもそのまま外せます。具体的なまとめ方は、デスクの配線をきれいにする方法で手順を追って解説しています。突っ張りラックを使う場合は、ラックの支柱に沿ってケーブルを逃がすと、床を這わせずにすっきりまとまります。

狭い部屋こそ、縦に伸ばして原状回復もしやすく

ここまで見てきた「突っ張りで縦を使う」「薄く置く」という考え方は、そのまま狭い部屋の作業環境づくりにもつながります。床の面積を増やせない賃貸ワンルームでは、上へ伸ばすほど作業スペースを確保しやすく、しかも突っ張り式なら原状回復もしやすくなります。

環境づくりに使える時間が限られている場合は、手を付ける順番のほうが効いてきます。本業のあとに副業として作業している方は、副業のタスクを優先順位付けする方法で、環境整備と実作業のどちらを先に置くかを整理してみてください。

部屋が狭くて机の置き場所から悩んでいる場合は、在宅ワーク 狭い部屋のレイアウトで、机と収納の配置の考え方を整理しています。縦の空間の使い方と合わせると、限られた広さでも作業環境を組み立てやすくなります。

まとめ

  • 賃貸の道具選びは「退去のときに元へ戻せるか」を軸にする。壁や床に穴・傷を残さないものを選ぶ
  • 収納や作業面を足したいときは、壁に穴を開けずに縦の空間を使える突っ張りラックが基本。控えめにしたいなら薄型のシェルフを壁沿いに置く
  • 床はキャスター対策のマットで守り、配線は壁に固定せず机まわりでまとめる
  • 突っ張り式は緩めて外せば跡が残りにくく、狭い部屋でも縦に伸ばせて原状回復もしやすい

環境が整ったら、次は使う時間のほうです。本業のあとに机へ向かう方は、会社員が副業の時間を作って平日に続ける方法で、生活パターン別にどこへ30分を置くかを確認してみてください。

※価格やスペックは記事作成時点で参照した商品情報にもとづきます。最新の内容や対応サイズは、各商品ページで必ずご確認ください。

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