在宅で集中するためのノイズキャンセリングイヤホンの選び方|見るのは4つだけ

在宅で集中するためのノイズキャンセリングイヤホンの選び方|見るのは4つだけ PC・周辺機器

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在宅で集中するためのノイズキャンセリングイヤホンの選び方|見るのは4つだけ

在宅で仕事をしていると、家族の話し声、テレビ、外の工事、エアコンの音といった生活音が、思っている以上に集中を削ります。そこで手に取りたくなるのがノイズキャンセリングイヤホンですが、種類も表記もばらばらで、いざ選ぼうとすると迷ってしまう人が多いはずです。

この記事は、在宅の集中用としてイヤホンを選ぶときに見るべき点を、4つの軸に絞って整理します。逆に言えば、この4つさえ押さえれば、細かいスペックの違いに振り回されずに自分に合う1台を選べます。

そもそも「なぜ集中できないのか」を音以外も含めて切り分けたい場合は、在宅勤務で集中できない原因と対策を先に読むと、イヤホンで解決できる部分とそうでない部分がはっきりします。ここでは「音を抑えて集中したい」と決めた人向けに、選び方だけを深掘りします。

選ぶ前に:ANCとENCは別物

商品ページを見ると「ノイズキャンセリング」という言葉があちこちに出てきますが、実は意味の違う2つが混ざっています。ここを取り違えると、期待した使い方ができません。

ANC(アクティブ・ノイズキャンセリング)は、マイクで拾った周囲の騒音と逆の音をぶつけて、耳に届く前に打ち消す仕組みです。エアコンの低い唸りや、遠くの車の音のような「一定して鳴り続ける低めの音」を抑えるのが得意で、集中用として効いてくるのはこちらです。

一方のENC(エンバイロメンタル・ノイズキャンセリング)は、通話のときに自分の声からまわりの雑音を取り除いて、相手に届く声をクリアにするための機能です。あなた自身が聞く音を静かにするものではありません。会議で相手に聞き取りやすく話す役には立ちますが、「作業中に生活音を消したい」という目的とは向きが違います。

安価なイヤホンでは、ENCだけを搭載していても「ノイズキャンセリング」と大きく書かれていることがあります。集中のために選ぶなら、商品説明にANCの記載があるかをまず確認してください。その前提で、ここから4つの軸を見ていきます。

軸1:ノイズキャンセルの強さと、外音取り込みの切替

1つ目の軸は、ノイズを抑える働きと、その逆にまわりの音をあえて取り込むモード(外音取り込み/アンビエント)への切り替えです。

在宅では、ずっと音を遮り続けたいわけではない場面があります。家族に呼びかけられる、宅配のインターホンが鳴る、子どもの様子を気にかけたい——こういうとき、いちいちイヤホンを外さずにボタンやタッチで外音取り込みへ切り替えられると、作業のリズムが崩れません。集中したいときは遮り、必要なときだけ開ける。この行き来ができるかどうかが、在宅用としての使い勝手を大きく左右します。

選ぶときは、ANC対応であることに加えて、外音取り込みモードの有無と、その切り替え操作(タッチ操作か、物理ボタンか)を商品説明で確かめておくと安心です。

軸2:装着感は「強く遮る」か「耳をふさがない」かで分かれる

2つ目は装着感です。ここは好みだけでなく、集中の質そのものに関わります。大きく2タイプに分かれます。

カナル型は、イヤーピースで耳の穴をふさぐタイプです。物理的に耳栓のように塞ぐぶん、ANCと合わせると遮音の効果が出やすく、しっかり集中したい人に向きます。ただし人によっては長時間の圧迫が気になるので、イヤーピースのサイズ(S/M/L)を替えて自分の耳に合わせられる製品だと、痛くなりにくく選択肢が広がります。

集中用として基準になりやすいのが、このカナル型です。

この製品はカナル型で、商品ページにはANC対応・ENCマイクと記載されています。イヤーピースが3セット付属し、片方約3gと軽量で、Bluetoothは6.0に対応します。タッチ操作に対応するので、再生や通話の操作を手元でまとめられます。まず1台をカナル型のANCで試してみたい、という起点に置きやすい構成です。

もう一方のオープンイヤー型(OWS)は、耳をふさがない構造です。遮音は弱めですが、長時間つけても圧迫感が少なく、家族の声やインターホンを自然に聞き逃しにくいという利点があります。強く遮るより「ほどほどに聞こえていたい」人や、耳の中がふさがれるのが苦手な人に向きます。

こちらは耳をふさがないオープンイヤー型で、会議・運動・ゲームなど幅広い場面を想定した製品として案内されています。Bluetoothは6.0に対応します。遮音の強さでは塞ぐカナル型に譲りますが、「ずっとつけていても疲れにくい」ことを優先するなら候補になります。

なお、装着でそもそも耳が痛くなりやすい人は、イヤホンに限らず装着物全般の当たり方を見直すと改善することがあります。在宅ワークでヘッドセットの耳が痛いときの原因も、痛みの切り分けの参考になります。

軸3:連続再生時間は「カタログの数字」を自分で読む

3つ目は連続再生時間です。集中して作業する人ほど、装着している時間は長くなります。途中で電池が切れて充電待ちになると、集中も途切れます。

ここで大事なのは、宣伝文句ではなく仕様欄の数字を自分で確かめることです。同じ「長時間再生」でも、イヤホン単体で聞ける時間と、充電ケースで継ぎ足したときの合計時間は別物です。作業中に一度に何時間つけるかを基準に、単体の再生時間を見てください。

たとえば先ほどのカナル型(LL05)は、商品ページで最大約36時間の再生と記載され、充電は約1時間とされています。一日の作業をまたいで使いたい人には、この単体再生の長さが効いてきます。

対照的な例も挙げておきます。

この製品は仕様が細かく明記されていて、連続再生は約5時間、待受は約80時間、充電は約2時間、防水はIPX5、Bluetoothは5.4と書かれています。数字だけを比べると再生時間は短めですが、ここで伝えたいのは「短いから悪い」ではありません。このように具体的な数値が仕様欄に書かれている製品を選び、その数字を自分の使い方と照らす、という選び方そのものが大切だ、ということです。ケースで継ぎ足せば一日使えることもあるので、単体の数字と合計を分けて確認してください。

軸4:マイク品質は「会議で兼用するか」で決める

4つ目はマイクです。在宅では、同じイヤホンをオンライン会議でも使いたい人が多いはずです。そのときに効いてくるのが、通話時のノイズ抑制、つまり先ほど触れたENCです。

会議でも兼用するなら、マイク内蔵でハンズフリー通話に対応し、通話時のノイズ処理(ENC)に触れている製品を選ぶと、相手に生活音が乗りにくくなります。逆に、会議には別のヘッドセットを使い、イヤホンは作業の集中だけに使う、と割り切るなら、マイク性能は優先度を下げてかまいません。

さきほどのMi Tune01のように、ノイズキャンセリング(ENC)とマイクを備えた製品は、会議兼用の候補になります。会議での声の聞き取りやマイクのトラブルそのものを整理したい場合は、オンライン会議で声が聞き取りにくい・マイクの音が小さいときの直し方もあわせて確認しておくと、イヤホン選びと設定の両面から対策できます。

会議には専用の道具を用意すると割り切るなら、選ぶ軸そのものが変わります。在宅の会議用ヘッドセットの選び方で、接続や装着感の決め方を確認できます。

4つの軸のまとめ方

最後に、選ぶ順番として整理します。

  • まずANC対応かを確認する(ENCだけの表記に注意)。集中用に効くのはANC
  • 外音取り込みの切替があると、家族や来客に対応しやすい(軸1)
  • 装着感は「強く遮るカナル型」か「ふさがないオープン型」かを、自分の耳と集中スタイルで選ぶ(軸2)
  • 連続再生時間は仕様欄の数字を自分で読み、一度に使う時間と照らす(軸3)
  • 会議でも使うならマイクとENCを、使わないなら優先度を下げる(軸4)

この順に見ていけば、価格や派手な宣伝ではなく、自分の在宅環境に合った基準で選べます。強く遮って没頭したいならカナル型のANCから、長時間の快適さを取るならオープン型から試すのがわかりやすい入り口です。まず1台を選び、実際の作業で試しながら、外音取り込みやマイクの必要性を確かめていってください。

なお、仕事が終わったあとに同じイヤホンで動画を見る、という使い方をするなら、テレビ側の環境も合わせて考えると出番が増えます。手持ちのテレビで配信を見るための機器の選び分けはFire TV Stickでアニメを見るなら?4KとHDの選び方にまとめています。

※価格やスペックは記事作成時点で参照した商品情報にもとづきます。ANC・ENCなどの機能表記も各商品ページの記載に基づくため、最新の内容と在庫は各商品ページでご確認ください。

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