モニターアームの選び方|机とモニターに合う1本を買う前に測る3つ

モニターアームの選び方|机とモニターに合う1本を買う前に測る3つ PC・周辺機器

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モニターアームは、机の上を広く使えて画面の位置も自由になる便利な道具です。ただ、いざ買おうとすると「種類が多すぎて選べない」「自分の机に付くのか不安」で止まってしまいがちです。

先に結論を言うと、モニターアームで後悔する原因は、アームそのものの性能ではなく「自分の机とモニターに合っていなかった」ことがほとんどです。この記事では、買う前に測っておきたい3つのポイントを起点に、機械式とガス圧式の選び分けや耐荷重の考え方まで、失敗しない選び方を順番に整理します。

モニターアームで「後悔した」の正体は机とモニター

レビューで見かける失敗は、だいたい次の3つに集約されます。

  • 付かない:机の天板が厚すぎる・薄すぎる、あるいは裏に桟があってクランプを挟めない
  • 落ちる・お辞儀する:モニターが重すぎて耐荷重を超えている
  • ぐらつく:天板がたわむ、または中が空洞で力が逃げてしまう

いずれも「アームの良し悪し」ではなく、アームと自分の環境が合っているかの問題です。逆に言えば、机とモニターの条件さえ先に押さえておけば、製品選びで大きく外すことはありません。だから最初に見るのは製品スペックではなく、自分の机とモニターです。

買う前に測る3つ(VESA・天板・奥行き)

① モニター側:VESA穴とスタンドを外した重量

モニターアームを付けるには、モニターの背面にVESA規格のネジ穴が必要です。VESAはディスプレイの取り付け穴の間隔を統一した国際規格で、多くのモデルが75×75mmか100×100mmになっています。背面のスタンドを外すと、四角く並んだ4つのネジ穴が見つかるはずです。ここが無いモデルはアームを付けられないので、最初に確認してください。

あわせて、スタンドを外した状態のモニター重量も確認します。カタログの重量はスタンド込みのことがあるため、実際にアームへかかる重さと少し違います。この重量が、次に出てくる耐荷重の判断材料になります。

② 机側:天板の厚み・材質・裏側

クランプ式は、机の天板を上下から挟んで固定します。ここで見るのは3つです。

  • 厚み:製品ごとに対応する天板の厚みが決まっています。厚すぎても薄すぎても挟めません
  • 材質:ガラス天板は割れる恐れがあるため避けたほうが安全です。中が空洞の木製天板(叩くと高い軽い音がするもの)は、強い力で凹むことがあります
  • 裏側:天板の裏に補強の桟があったり、引き出しがあると、クランプの金具が干渉して挟めないことがあります

天板に穴を開けて固定する「グロメット式」に対応した製品もあるので、クランプが難しい机ではそちらも選択肢になります。

③ 奥行き:支柱と可動に必要なスペース

アームは支柱を立て、そこから腕が前後に伸びます。壁ぴったりに机を置いていると、支柱を立てる数センチが足りないことがあります。机の奥行きに、支柱ぶんの余裕があるかも見ておきましょう。

タイプの選び分け:機械式かガス圧式か

3つを測って「付けられる」とわかったら、次はタイプです。高さの変えやすさと価格が主な違いになります。

機械式スプリング:価格を抑えたい・位置を頻繁に変えないなら

バネの力で角度や高さを保つタイプです。ガス圧式より手頃で、いったん位置を決めたらあまり動かさない使い方に向いています。下で紹介する製品は、上下左右に動く水平3関節のシングルタイプで、VESA75×75・100×100mmに対応し、総耐荷重は10kg天板厚20〜100mmのデスクに取り付けられます。1画面をちょうどいい位置に固定したい人の標準的な1本です。

ガス圧式:高さを頻繁に変えるなら滑らかさが効く

ガススプリングで昇降を支えるタイプで、片手でもスッと高さを変えられるのが利点です。そのぶん価格は上がります。立ち作業と座り作業を切り替える、家族で高さを変えるといった「よく動かす」使い方に向いています。下の製品は最大32インチ・耐荷重9kgまで対応し、前後移動もできる4軸タイプで、クランプ式とグロメット式の両方に対応、メーカー保証は3年です。

設置方式:クランプ式とグロメット式

クランプ式は天板を挟むだけなので、机に穴を開けたくない人向けです。グロメット式は天板に穴を開けて固定するぶん、より安定します。賃貸で机に加工したくないならクランプ式、しっかり固定したいならグロメット式、と考えると選びやすくなります。

耐荷重は「モニター+アーム」で考える

耐荷重は、モニター本体の重さだけでなく、アーム自体の可動や角度にも関わります。ギリギリの重さだとお辞儀したり動きが渋くなったりするので、モニターの実重量に少し余裕を持たせて選ぶのが安心です。対応インチも製品ごとに決まっているので、画面サイズとあわせて確認してください。重量が耐荷重の下限を下回っても、動きが固くなることがあります。

天板が薄い・ぐらつくときは補強プレート

「天板が薄くてクランプが不安」「固定はできたけど少しぐらつく」というときは、補強プレートが役立ちます。クランプと天板の間に挟むことで接地面積が広がり、荷重が分散されて天板のたわみを軽くできます。天板に触れる面に保護シートが付いた製品なら、クランプの跡や傷も防げます。

まとめ:迷ったら机から決める

モニターアームは、製品の性能よりも「自分の机とモニターに合うか」で決まります。買う前に、VESA穴と重量・天板の厚みと材質・奥行き、この3つを測るだけで失敗はぐっと減ります。

  • まず1画面を自由に動かしたいなら、機械式のシングルアームが手頃で扱いやすい標準解です
  • 2画面にしたいなら、モニター1枚と2枚の違いで紹介しているデュアルアームが向いています
  • クランプがどうしても付かない机なら、モニターの高さを合わせる方法で扱ったモニター台で高さを上げる手もあります
  • そもそも机が狭くて悩んでいるなら、狭い部屋のレイアウトから見直すと近道です

画面の位置が変わると、毎日の姿勢や机の広さの感じ方も変わります。自分の環境に合った1本を選んで、作業しやすいデスクに整えてみてください。あわせて在宅ワーク環境を快適にする方法予算別の環境改善も参考になります。

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